内容紹介近代西欧諸科学に東洋の学を拮抗させた若き熊楠の挑戦『ネイチャー』誌掲載論文全訳、そのほとんどが本邦初訳。26歳の処女論文「東洋の星座」からオランダ人東洋学者との「ロスマ」大論争まで、63篇収録(59篇初訳)。イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に掲載された、南方熊楠の思想の原点とも言うべき英文論考及び関連文章63篇を全訳。そのほとんどが本邦初訳(59篇初訳)。若き熊楠の思考の道筋が、読みやすい日本語で一望できるはじめての試み。論争の経過などを伝える関連文章16篇を掲載。本書に収録した論文が、『ネイチャー』誌上で行われた議論を受けて展開されているという事情を踏まえ、議論の背景にも目配り。東西の古典から当時の学術誌まで膨大な引用文献を精査。第一線の研究者たちによる解題及び訳注を?