内容紹介本書は、14世紀末から約500年にわたる朝鮮王朝の貧困政策を、農民への予防的政策としての倉制度(還穀)、事後的救済のための賑恤政策、貧困児童保護事業などを中心に分析する。あわせて、中国、江戸日本との比較歴史研究の視点から議論を深める。内容(「BOOK」データベースより)18世紀中半に製作された「海東地図」の「京都五部」の一部分。漢城府=現・ソウル市の五か所に設置された官庁を示したもの。ソウル大学校奎章閣所蔵。地図のいくつかの場所には、本書のテーマの1つである倉がさまざまな名称で表記されている。その中で、貧困政策と直に関わっているのは、都心から近いところ、今の平倉洞にある宣恵倉である。平倉洞という名は常平倉に因んであるといわれる。宣恵庁は常平庁の後身であり、17世紀末には救?