クレンペラー／マーラー：交響曲第２、４、７、９番、大地の歌、歌曲集　6CD

マーラー　6枚組
指揮：オットー・クレンペラー
フィルハーモニア管弦楽団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
disc1
①交響曲第2番ハ短調『復活』
エリーザベト・シュヴァルツコップ（ソプラノ）
ヒルデ・レッセル＝マイダン（アルト）
フィルハーモニア合唱団
録音：1961年11月、1962年3月
disc2
②交響曲第4番ト長調
エリーザベト・シュヴァルツコップ（ソプラノ）
録音：1961年4月
③『リュッケルト歌曲集』～「私はこの世に忘れられ」
④『リュッケルト歌曲集』～「真夜中に」
⑤『子供の不思議な角笛』～「浮き世の暮らし」
⑥『リュッケルト歌曲集』～「私は快い香りを吸いこんだ」
⑦『子供の不思議な角笛』～「トランペットが美しく鳴り響くところ」
クリスタ・ルートヴィヒ（メゾ・ソプラノ）
録音：1964年2月
disc3
⑧交響曲第7番ホ短調『夜の歌』第1～4楽章
録音：1968年9月
disc4
⑧交響曲第7番ホ短調『夜の歌』第5楽章
録音：1968年9月
⑨交響曲第9番ニ長調 第1楽章
録音：1967年2月
disc5
⑨交響曲第9番ニ長調 第2～4楽章
録音：1967年2月
disc6
⑩『大地の歌』
クリスタ・ルートヴィヒ（メゾ・ソプラノ）
フリッツ・ヴンダーリヒ（テノール）
録音：1964年、1966年

クレンペラー[1885-1973]がEMIにステレオ録音した定評あるマーラーをまとめた６枚組ボックス。ベストセラーとなったフランスＥＭＩのボックスです。同じくマーラーの弟子だったブルーノ・ワルターとは、解釈がずいぶんことなりますが、どちらも名演です。クレンペラーはワルターほど情感表現には重きを置かず、きわめてシンフォニックなスタイルで一貫していたのが特徴的です。フレーズに過剰な気持ちを込めることなく、あくまでも全体構成の一部として機能させながら、独特のパースペクティヴと細部情報の実在感を生み出すクレンペラーのマーラーからは、最期まで交響曲という伝統的な表現様式にこだわったマーラーの本音が見えてくるようでもあります。二人とも全集録音はしていませんが、残された録音はすべて必聴盤とするべきでしょう。

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